こんにちは、和田塗装店の和田です。
本日は、「下地処理のケレン」について、説明していきたいと思います。
塗装工事において、ケレンを含む下地処理は「見えない部分だから」と最も手を抜かれやすい作業です。
下地処理の手抜きは、塗装のプロでも全ては見抜くことが難しく、
施工後、数年経って、劣化の経過により、はじめて分かる部分が多いです。
だからこそ、大切なお家を長年守るためにも、下地処理の重要性を知って頂きたくお話ししたいと思います。
ケレンとは?
ケレン作業は、簡単に説明すると、外壁や鉄部の塗料を塗る前にカビや錆、汚れを落とし、塗料との密着性を高めるための作業です。
ケレン作業は4種類に分類されており、1種~4種あります。塗装工事で行われるケレン作業は2種~4種です。
【ケレン施工写真】
ケレンの役割は?
1.古くなった塗膜や汚れを落とす。
高圧洗浄で落としきれなかった、サビや汚れ、ひび割れや膨れ(死膜)を除去します。
これらが残っている状態で、新たに塗料を塗っても塗料が密着性が低く、剥がれ等の不具合の原因になります。
又、鉄部の錆を落とさず、そのまま施工すると錆止め塗料を使用しても、塗料の下から錆が浸食するため、短期間で、錆が再度発生し、塗装の剥がれの原因になります。
2.塗料の密着性・付着性を高める
高圧洗浄後、綺麗になった塗面に、紙ヤスリなどを使用して、わざと凸凹にします。
凸凹にすることで、塗料との密着する表面積を増やすことにより、塗料との密着性を高めます。
ケレンではなく、目荒しとも言います。
3.施工後の美観性を保つ
ケレン作業をすることで、綺麗な塗面に仕上がります。
塗料の性能を十分発揮できますので、施工後の美観が長期的に保たれます。
ケレンの工程を適切に行うことで、塗料の耐用年数にも大きな違いが出てきます。
どんなに高性能な塗料を使用し、塗る回数を増やすことよりも、ケレン作業を丁寧に行うことの方が重要です。
最後に…
最後までお読みいただきありがとうございました。
当店では、塗装する「鉄部」や「木部」などすべてに、この「ケレン」作業します。
お客様に長期にわたってご満足頂ける塗装工事には、「ケレン」は欠かせません。
見えない部分なので、作業を省き手抜き工事をされることを心配するお客様が多くいらっしゃいます。
当店では、ケレンの作業を含み全工程で手抜き工事は一切しませんが、
ご安心頂ける様に、工事終了後、施工工程写真をひとつのファイルにおまとめしてお渡ししてます。
塗装工事をお考えの方は、お見積り・ご相談は無料になりますので、是非和田塗装店にご連絡ください!