【注意】パミール屋根の塗装について|塗装はしないで下さい!

 

パミール屋根とは?

パミール屋根をご存知でしょうか?

パミール屋根とは、ニチハが1996年から2008年まで製造していた屋根葺材です。

その前まではアスベスト(不燃性の高い石綿)がよく使用されていましたが、

アスベストの健康被害から規制が入り、ノンアスベストの屋根材葺材として注目されたのがパミールです。

ですが、パミールには欠陥があり、現在は製造も販売もされておりません

裁判やクレームなど多数報告がある問題のある屋根材です。

 

パミール屋根の見分け方

2008年まで製造されていたので、2025年現在では、築17~29年程度のお家に使用させれていることがあります。

 

お住まいの屋根が、パミールか調べる方法は、

①図面を確認…図面には、使用された屋根材は記載してありますので一度確認してみましょう。

       もし、不安な場合は、お住まいを建てた工務店やハウスメーカーに問い合わせをするといいです。

②ミルフィーユ状に剥離…見た目はスレート屋根と似ていますが、経年でミルフィーユ状に剥離してくるのが特徴です。

            剥離が少しでも放置してしまうと、どんどん劣化が進み雨漏りを引き起こす可能性があります。

②屋根のデザイン…パミールは屋根材の先端の凸凹等間隔に入っているのが特徴です。

         見分けがつかない場合・屋根に上る必要がある場合は、信頼できる業者に依頼しましょう。

         ※決して無理に屋根に登ることは危険ですのでおやめください。

パミール屋根は、築10年あたりから、剥がれ、ひび割れ、一部が欠ける、反りなどといった症状が現れはじめます。

 

【パミール屋根(築12年)】

 

 パミール屋根を知らない業者は、多くいます。特に訪問業者には要注意。

塗り替えをしても、見た目は綺麗になりますが、パミール屋根の場合、屋根材自体の強度に問題がありますので、

早期の剥離や反りなど起こり、屋根を塗装することで「屋根材の寿命を延ばす」といった本来の塗装工事の目的が果たせません。

塗り替えでのメンテナンスは、お金が無駄になってしまうので注意して下さい!

 

パミール屋根の正しいメンテナンス法

 

パミール屋根は、葺き替え工事(屋根材をすべて剥して葺きなおす)か、

カバー工法(既存の屋根材の上に新しく屋根材を重ねる)工事のどちらかで施工の二択です!

 

ただし、カバー工法の場合、パミールの上に防水シートを張るのですが、パミール屋根の劣化がかなり進んでいるとしっかりと防水シートが吸着しないため、

葺き替え工事のみの施工しかできなくなる場合がありますので注意が必要です。

 

最後に…

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

どんな屋根材がお住まいに使用されているか把握している方は少ないかと思います。

現在、パミール以外にも多数の塗装ができない屋根材が多くの住宅の屋根材に使用されています。

リコール対象になっているものは少なく、屋根材の製品保証は10年なので、悲しいことにお客様は泣き寝入りといったことが起きています。

「自宅がパミールかわからない」「パミールなのに数年前に塗装してしまい剝がれてきている」

「自宅が塗装できない屋根材か不安」などありましたら、

見積り・現場調査は無料ですので、ぜひお気軽に当店にご相談下さい!

 

和田塗装店

神奈川県横浜市戸塚区小雀町2100-2

TEL/045-435-9794